深夜、バンコクの歓楽街を徘徊してみると...
日本を訪れる外国人旅行客は、日本の旅は刺激が無いという…..タイのような刺激が欲しいというのだが?タイにはどんな刺激があるのかまでは報道されていなかったが…
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タイの刺激とは、何?と言われてもよく分からないのだが、タイと比べて律儀な日本人の旅行システムは整備されていて、とんでもないハプニングが起こりにくい。おいらの知人から聞いた話だが、仕事でバンコクに行ったのだが、空港で仕事先の関係者が迎えに来てくれる予定になっていた。ところが、空港で出迎えに来ているはずの関係者が、なかなか見つからない。そうこうしてうろうろするうちに、あるタイ人が話かけて来た。◯◯社の迎えですか?と確認するとそうだと言う。やっと見つかったかと安堵して、先導してくれた車にヨイショと乗ったのだが、車がしばらく走り、到着した場所は、あろうことか、特殊浴場だったという話を聞かされて笑いこけた。日本国内の空港では、こんなタチの悪い客引きが沢山いることは無い?日本でも居るのかな?まぁおいらは日本人なので、帰国して空港でさすがに日本人を捕まえる客引きはいないので遭遇しないだけかもしれない。一人旅で熱帯アジアを放浪すると、最初はこんなカモにされることが度々である😁怖い客引きがいない熱帯アジアの空港は無いと言ったほうがいい。(まぁ、大抵の日本人旅行者はツア-旅行なので、空港に到着してもツア-の迎えがあるので、このようなリスクに晒されることは無い)。空港でタクシ-を拾う時も、まずタクシ-料金の値段交渉から始まる。彼らは、最初は数倍くらい値段を吹っかけているので、半額に値切って、得意満面で乗り込んだらタクシ-運転手もニッコリなんていうことになる。土産店などは、最初は一桁多く吹っかけてくるので、相当値切ったつもりでも、結局旅行客は敗者となって、ヤラレタ!と後で悔しがる😁南国では、何を買うにも値段交渉から始まるのだが、これも刺激?かな。最初のうちは、この値段交渉も、現地語の会話訓練と思って楽しいのだが、旅慣れてくると、たった五百円値切るのにも、延々30分も交渉しないといけないなどというのには飽き疲れてしまう。まぁ、どうでもいいや!ということになってしまう日本人は、やはり商売下手?値段交渉が当たり前の現地人は、子供の頃からこういう環境で鍛えられているからしたたかである😁。
さて、おいらも刺激を求めて、南国タイ、バンコクにやって来たのだが、さすがにタイは暑い。バンコクの繁華街を日中歩いているのは外国人観光客ばかり。現地タイ人は、どこにいるのか姿を消している。日が沈み夕方になってくると、どこからともなく、うじゃうじゃと出現し始める。彼らは日中は戸外で働かないのだ。露天も夕方に、いつのまにか出店、いや開店するのだ。
バンコクにスクンビットという町がある。ここはバンクでも一番日本人の駐在が多くいる。ここは又、夜になると、外国人用の歓楽街と変貌する。夜の8時を過ぎる頃から、街の歓楽街のセンタ-は、コウコウとネオンサインがまばゆいばかりの光を放ち、タイ独特の大音響の音楽が街を覆う。スクンの通りは、外国人旅行客の群れと、それを待ち構える様々なタイ現地人で溢れかえる。スリもいるし、レディ-ボ-と云われるオカマも格好の客(カモ)を求めて、2~3人連れで待ち構えている。
露天の麺屋、土産物店、そして乞食、妙齢のタイの女の娘も街に立っていて、客を求めて待ち構えているのだ。おいらが露天でちょつと腹ごなしに麺でも食べていると、たまたま脚の膝関節から下が無い障害の乞食がやって来る。両足が全くダメなのか、腹ばいになって、ちょこちょこと這いずり廻って移動する。それが意外にも結構速い。その障害の乞食に、うっかり目でも合わせたらえらいことになる。狙った獲物は逃さないというか、すごい眼光。あの眼光で見上げられたら、大抵の旅行客は財布を開かずにはいられない。バンコクの乞食も、商売する場所が決まっていて、最も人通りが多い場所で待ち構えている。(余談だが、タイには乞食労働者のカンパニ-があるという。会社の車で、会社が定めた好場所に、昼間、乞食を車で配給していく。深夜に又回収していくというのだ。乞食カンパニ-の上場企業もあり、なかなかの業績をあげて結構いい株価だという。オィオィ本当かよ?)
さて話を戻して、このスクンビットの歓楽街のほぼ真ん中に奇妙なカフェがあるとバックパッカ-の日本人のおにぃ-ちゃんに聞いた。好奇心にかられたおいらは、早速調査してみようと夜9時過ぎから出かけた。最初それらしき場所を徘徊したのだがよく分からない。バックパッカ-の間では有名なカフェと言うのだが。仕方なくそれらしい場所で屋台でラ-メン食べてるタイ人の女の子に場所を聞いてみた。「おね-ちゃん、知ってる?この辺で旅行者の間で超有名なカフェ?」おね-ちゃんはニヤリとして「そこだよ!」と指を指す。えっ?指さされたのは屋台のすぐ真横の建物だ。入り口からは、どう見てもカフェ-らしい店には見えない。見えるものは一階がビリヤ-ドらしい店。二階から上は小さなホテルのような建物。おね-ちゃんに、その建物の地下にカフェがあると教えてくれなきゃ、ちょつとやそっとでは分からない店だ。教えられた入り口から地下の階段を降りる。殺風景な階段。扉を押して中に入ると、これ又殺風景な、だだっぴろい部屋だ。ドア-を開ける手前から、あのタイ独特の音楽が鳴っているのが聞こえる。カフェというにしては薄暗い。あちこちのテ-ブルを囲んで、いろんな集団がつまみを食べながらビ-ルやコ-ラ-を流しこんでいる。「エッ?これがカフェかよ?」おいらは思わずつぶやいてしまった。入り口でうろうろしていると目立ちそうなので、一気に奥に進む。奥のテ-ブルに座っているタイ人のおね-ちゃん達の間に割って入る。にこやかに迎えてくれたがさて、この後どうなるのだろうか?しばらく聞き耳をたてて彼女らの雑談を聞く。アレレレッ、あそこの日本人の悪口を言ってるぞ!?
「あそこの日本人、全然英語がわからないみたいネ」「あの日本人、チョツトバカね!?」😁どうやら、彼女たちの物差しでは、英語もしゃべれない外人はバカと判断されるようだ。「エッ?英語がしゃべれないとバカなのかよ?」まぁ、最近では日本の文部省も英語教育に熱心で、ちょつとした英会話も出来ない日本人はいなくなったが、ちょつと昔だと、普通の日本人はまず英会話が出来ない。有名大学出でも、それなりの部署に居る人でないとりゅうちょに英語でしゃべれる人はいなかった。最近では企業も英会話の出来ない社員は出世させないとか、社内の仕事は全て英語でするとかかなり風向きは変わったが、それでも年配の人は英語が苦手だ。これでは、タイ人に云わせると、大半の日本人はバカかよ?逆に英米人にはバカが全然いないのかよ?なんていう話はエロくもなんにもないのでここまでとして。彼女達は、一体ここで、雑談をしながら何をしているんだ?と思うでしょ?😁
このカフェは、今の東京のト-横なんです。彼女らは、エンコンのカモの外人観光客を捕まえるために、ここでドリンクや軽食を取りながら待ち構えているのです。彼女らに聞いてみた。「どんな観光客が多いの?」「大抵ファランと日本人ね」。えっ日本人、そんなに多いのかよ?「日本人は上客ね、お金沢山持ってるからネ」😁それと「マナ-も割合いいから、」好かれるらしい?😁ありゃ、日本人観光客は上得意のカモかよ。まぁでも、カモでもなんでも好かれるのはいいことだ😁よね。次第に打ち解けてきたので、もぅちょつと彼女達に聞いてみた。「昼間仕事してるの?」全員に聞いて回ったわけではないが、感覚としては半々くらいで、ここのエンコンカモ専業の女の子も多いようだ。後の半分は、洋服屋とか土産物屋とか、余り専門職ではないようなお仕事らしい。逆に風俗業の娘が口実つけて休んでここに来ているのもいたぞ😁なにはともあれ、これだけ沢山の女の娘が、こんな何の風情も無いカフェに来るということは、ゲット率も高そう。何々?ちょつとした有名人まで来るの?たまに日本のテレビにも出るような戦場カメラマンも来るらしいぞ😁。障害者の有名人も来た?オィオィ😁(タイの空港はハブ港としても有名で、中東に行くにも、バンコクを経由して行く旅行客も多いからな)。ちょつとカフェの店の端に目をやると、ポリさんらしいタイ人もいる。バンコクの警官は、お給料が安いから、夜中はここでアルバイト警護してるようだ。もう少しいろいろ話を聞いてみると、田舎から出てきた娘が多い。高卒くらいでは、さすがにバンコクでも専門職にはつけない。安給料の補てんとしてここで稼ぐのだとか。特にアパ-ト代とかいう支払いが切迫してきたら、ここでザクっとキャツシュで稼げれるからいいのだとか。まぁものはかんがえようだね。彼女らは、物事を深刻には考えない。明日は明日の風が吹く。マィペィラインの国なのだ。😁